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京橋に「剣道」居酒屋 道着姿の店員が接客、焼き肉×鍋メニューも

(左から)若山祐也さん(22)、二神大也さん(21)、店主:石塚一輝さん(39)、横山朝陽さん(18)

(左から)若山祐也さん(22)、二神大也さん(21)、店主:石塚一輝さん(39)、横山朝陽さん(18)

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 剣道をコンセプトとした居酒屋「剣道居酒屋 第二道場」(大阪市都島区都島南通2)が京橋にオープンして2カ月がたった。

さつま黒毛和牛 武蔵

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 同店では、店に入ると剣道着姿の店員の指導の下、上座に向かって一礼する。「礼儀作法について、日本の堅苦しい儀礼としてではなく日本独自の魅力であることを多くの人に知ってもらえたら」と店主の石塚一輝さん(39)。店には、「日本刀」「国士無双」など剣道にまつわる名前の焼酎や日本酒がそろう。メニューには「おでん六種盛り」(720円)、「鰯の生姜煮」(480円)、ポテトサラダ、肉じゃが(以上380円)など家庭の味が並ぶ。

 石塚さんは5年前にパナソニックを退職し、人材育成・コンサルタント会社設立とともに「剣道プロジェクト」を立ち上げ、剣道の普及と剣道を通した人材育成に取り組んでいる。剣道を始めたのは小学3年生の頃。大阪府警で剣道の師範を務めていた父・美文さんが近所に道場を建て指導にあたった。稽古後に母・幸子さんが皆に振る舞っていた料理が同店のメニューの元となっている。店名「第二道場」は稽古後の集いを意味しているという。

 オープンして2カ月。「みんなで囲んだ時に一体感が生まれるような料理を提供したい」と焼き肉と鍋が同時に楽しめるオリジナルの容器を考案し、新たなメニュー「さつま黒豚 小次郎」(1,680円)、「さつま黒毛和牛 武蔵」(2,180円)が加わった。自家製のダシとつけダレで食べる。「仕事終わりの反省会や意見交換の場として利用してもらいたい」と石塚さんは意気込む。

 営業時間は17時~23時30分。

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