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京橋に昔ながらのラーメン「丸京」 試行錯誤でシンプルな味に

こだわりは昔ながらの中華そば。「マキノ家」から引き継いだ引き戸からは、どこか懐かしい雰囲気が漂う。

こだわりは昔ながらの中華そば。「マキノ家」から引き継いだ引き戸からは、どこか懐かしい雰囲気が漂う。

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 京橋に7月17日、「中華そば丸京」(大阪市都島区東野田町4)がオープンした。運営はYU&U(ユーアンドユー)。

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 同社が京橋で運営するのは、担々麺「ササラ」(東野田町3)に続き2店目となる。ササラが担々麺の専門店なのに対し、新店は「昔ながらのシンプルな中華そば」がコンセプト。提供するラーメンは「鶏ガラ醤油の中華そば」と「豚骨醤油の中華そば」(以上750円)の2種類のみ。社長の新山祐介さん(38)は「このラーメンができるまでかなり試行錯誤した。これからも進化していくつもりで試行錯誤は続いている」と話す。麺は自家製スープに合う細ストレートを採用。シンプルな味にこだわり、種類を増やすつもりはないという。

 京橋で生まれ育った新山さん。昔ながらの中華そばという方向性が決まり物件を探していたところ、数年前にラーメン店が閉店したままになっている物件に目が留まったという。そこは学生の頃よく通ったラーメン店「マキノ家」だった。「どこか縁を感じ、ここで昔ながらのラーメンを作ろうと決意した」という。老朽化した建物はリフォームで新しくなったが、引き戸はそのまま引き継がれた。「地元に帰ってきたときに、懐かしく感じてもらえるような『町の食堂』になりたい」と話す。

 シンプルな〇(まる)と京橋を店名に込めた「丸京」。同社が中華料理店からラーメン専門店の運営にシフトして13年でたどり着いたスタイルだ。「まだまだこれからだが、お客さんが喜ぶことを目標に、スタッフ全員で苦楽を共に分かち合い頑張っていきたい」と新山さんは意気込む。

 営業時間は11時30分~23時30分。水曜定休。

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