「花蓮と睡蓮・水生植物展2019~水辺を彩る妖精たち~」が現在、大阪・花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で開催されている。
毎年開催される「花蓮(はなはす)展」。今年は睡蓮・水生植物もテーマに加え、花蓮は約200品種、睡蓮と水生植物は合わせて約50品種、合計で約250品種もの植物が展示されている。植物を鉢植えで展示しているのが特徴。池や湖に生息していて、普段では遠目にしか見ることができない植物を間近に楽しむことができる。
約2千年前の古代のハスの種子から発芽した「大賀蓮(おおがはす)」、アメリカ原産の野生の花蓮で黄色い花を咲かせる「キバナハス」、キバナハスと東洋のピンクの花蓮を交配し育成された、ピンクと黄色の入り交じる花色の花蓮や、水生植物では、ソーセージのような形の花が特徴的で傷薬にも用いられる「ガマ」、触れるとゆっくり花が閉じる「ミズオジギソウ」、お節料理に使われる「クワイ」などを観賞できる。同館の高井風人さんは「一言に蓮や睡蓮といってもさまざまな種類がある。水生植物の文化的な背景など、いろいろな角度から学んでほしい」と呼び掛ける。
6月29日・30日は各種イベントが開催される。花蓮・睡蓮・水生植物の苗や栽培用資材、蓮茶などの水生植物関連グッズの販売、「水生植物の育て方講習会~溶岩ポットへの水生植物植え込み教室~」(11時~、参加費500円)、「水生植物の育て方講習会~メダカと楽しむ水生植物の寄せ植え~」(15時~、参加費1,500円)。
期間中は、ベトナムで有名なハスの葉を用いたお茶「蓮茶」が無料で1人1杯試飲できる。高井さんは「すっきりしていて香り高い。これから暑くなる時期にぴったり」と語る。
開園時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、高校生以上=500円、中学生以下・障がい者手帳持参者は無料。月曜休館(休日の場合は翌平日)。7月21日まで。