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ブラジリアンコーヒー専門店「ドッセグラオン」 直火式自家焙煎で甘み引き出す

店主の石井 フェルナンドさん

店主の石井 フェルナンドさん

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 京橋のブラジルスペシャルティーコーヒー専門店「ドッセグラオン」(大阪市城東区新喜多1)が昨年11月にオープンして半年以上が過ぎた。

大きな絵が描かれた外壁

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 店名「ドッセグラオン(Doce grão)」はポルトガル語で甘い豆という意味。「ブラジリアンコーヒーの魅力は、甘みにある」とブラジル出身の店主・石井フェルナンドさん(49)は言う。その甘みを引き立てるために使用するのが、日本製の直火式焙煎(ばいせん)機。直火式は豆に直接炎が接するため、火加減が難しい上に、深いりを好む日本特有のものだという。日本で直火式を学んだ石井さんが、母国のブラジリアンコーヒーをその日の湿度、温度に合わせて自家焙煎し、ブラジリアンコーヒーの甘みを最大限に引き出す。

 直火式焙煎機を使用するには、特設の煙突が必要となる。石井さんは、煙突が設置できる物件を求めていたがなかなか見つからず苦労していたところ、京橋の印刷工場をリノベーションした同物件を見つけ、オーナーに焙煎機の設置の承諾を得ることができ、ようやく出店できたという。

 扱う豆は、オリジナルブレンドが2種類、ブラジルシングルオリジンが4種類の計6種類(100グラム=650円)。コーヒーのテークアウトもできる。2種類のブレンドコーヒー(ホット=400円)、6種類のシングルオリジン(同500円)、カフェオレ(同450円)。ドリップパックも購入可能。

 石井さんは「たくさんのお客さまにコーヒーを提供できるような大きな店へと成長したい」と意気込む。

 営業時間は月曜10時30分~17時、木曜~日曜11時~18時。火曜・水曜定休。

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