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大阪「ママ専用漫画ルーム」が1周年 幼稚園の先生が起業 

店主の谷口遥さん

店主の谷口遥さん

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 大阪・都島のママ専用の漫画ルーム「Clover(クローバー)」(大阪市都島区都島北通2、TEL 06-6925-9608)が7月1日、1周年を迎える。

店内

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 毎日の家事・育児に追われる主婦のために、少しでも息抜きできる場を提供したいと店主の谷口遥さん(29)が同店を立ち上げたのは1年前。利用できるのは、「妊婦」「お母さん」「赤ちゃん」限定。

 もともと幼稚園の教諭として8年間勤務していた谷口さん。「子どもに関わる仕事で独立したい」と託児所を開くことを考えていたが個人で立ち上げるのは難しく、他に何かないかと考えていた時、テレビで東京にママ専用の漫画ルームがあることを知る。すぐに問い合わせ、全国6店舗ある中で唯一の大阪のフランチャイズ店として1年前に開業した。

 谷口さんは大阪・鶴見の出身だが、出店場所は出生率が高い都島を選んだ。漫画は、友人から譲ってもらったものと自分で購入したもの合わせ1000冊以上を用意。「子育ての息抜きの場になれたら」と自分なりの工夫を凝らしながら運営する中、イベントや自分のやりたいことが思うようにできないフランチャイズ店の不自由さを感じ、今年4月に独立した。

 店舗面積は17坪。利用者の多くは、赤ちゃんと二人っきりでずっと家にいるお母さんや妊婦さん。漫画を読んでいる間は谷口さんが赤ちゃんを見守るが、谷口さんや他のお母さんとの会話を楽しみに来る人もいるという。昨年8月から利用している同区在住の井上久美子さんは「普段育児で忙しく、あまり読めない漫画が読めて気分転換になる。他のお母さんともコミュニケーションがとれ、すごくいい息抜きの場所」と満足気に話す。

 同店では毎月さまざまなイベントも開いている。利用者の紹介で知り合ったエステティシャンによるフェイシャルエステや赤ちゃん向けのボディーマッサージ、赤ちゃんの足形を紙に押して作る足形アートのワークショップなどを開いてきた。

 谷口さんは、「この1年は、あっという間だった。まだまだ知名度も低く、お客さんが少ない日もあるが、もっとたくさんのお母さんの癒やしの場になっていけたら」と話す。

 営業時間は10時~15時。利用料金は1時間500円、フリータイム1,500円。土曜・日曜・祝日定休。

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