暮らす・働く

大阪・都島の喫茶店で「井戸端会議」-世代超えた交流、大学院生が企画

井戸端会議の様子

井戸端会議の様子

  • 0

  •  

 大阪・都島区の喫茶店「喫茶 水戸屋」(大阪市都島区都島本通3)で2月14日、「都島 井戸端会議@喫茶 水戸屋」の1回目が行われた。

さまざまな意見を出し合う

[広告]

 同イベントは都島区在住の矢裂淳さん(24)が企画。矢裂さんは近畿大学大学院生で「まちづくり」を研究する。同区の桜通商店街で寺子屋スタイルの学習塾を開くなど、地域活動にも取り組む。開催のきっかけは、都島区が行っている討論会「ぶっちゃけ!都島」に参加したことから。討論会では、さまざまな世代の人が「まちづくり」について意見を交換したが、参加した矢裂さんは「世代の違う人々が仲良くなるには、まだまだ時間がかかりそう」と感じたという。研究室が大阪市井高野地区で毎月行っている地域活動「井戸端会議」の経験を生かし、都島でももっと地域の人が集い語り合える場をつくりたいと企画した。会場は、討論会を傍聴し矢裂さんの意見に賛同してくれた同店店主の松崎達也さん(42)が「営業時間終了後であれば店を自由に使ってもいい」と提供してくれた。

 第1回は異なる世代の男女13人が参加。「地元の歴史の変容」「町会の形態」などをテーマに話し合いが行われた。参加者の一人で、同区で「LiFサッカースクール」を運営するNPO法人「Life is Funスポーツクラブ」理事長の三好佑希さん(27)は「いろいろな年齢層の人から話を聞けて楽しかった」と笑顔を見せる。

 「毎月そこに行けば開催していると参加者にとっても足を運びやすいよう、これからも定例で開催したい」と矢裂さん。「参加者の中には『住んでいる場所のことなのに知らないことが多くてもっと知りたくなった』という声もあり、今後町会などの垣根を越えて地元のさまざまな活動にもつながってほしい」とも。

 開催は毎月第2金曜19時30分~21時30分。

京橋経済新聞VOTE

あなたのお住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース