ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の主要メンバー9人で構成する「ウィーン・リング・アンサンブル」が1月11日、いずみホール（大阪市中央区城見1、TEL 06-6944-2828）でニュー・イヤー・コンサートを開催する。

　同コンサートは、毎年ウィーンで行われるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニュー・イヤー・コンサート」のミニ・バージョンとして企画。ウィーンでコンサートを終えたばかりの同アンサンブルが日本に駆けつけ、同国を代表する作曲家ヨハン・シュトラウス二世の「狩り」や「浮気心」などを演奏。

　同アンサンブルは「ミニチュア版ウィーン・フィル」と称されるほど腕のあるメンバーがそろう。コンサートマスターのライナー・キュッヒルさんを中心に、バイオリンとクラリネットが2人、ビオラ、チェロ、コントラバス、フルート、ホルンを1人ずつ集めた9人編成で活動。1998年には長野オリンピックの文化・芸術祭参加公演に選ばれ、見事な演奏でイベントを成功させた。

　同ホールはウィーン楽友協会のつながりが深いため、今回のような世界中で支持されるアンサンブルのコンサートが実現できるという。深く音楽に精通するファンから反響があり、毎年ほぼ完売に近い売れ行きも見せている。「ウィーン・フィルのトップ奏者がそろう。本場の実力を楽しんでほしい」と同ホール広報担当の森岡さんは話す。

　料金は、S席＝8,000円、A席＝6,000円、学生＝4,000円。問い合わせは、同ホールチケットセンター（TEL 06-6944-1188）まで。

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