「京橋」を被写体に専門学校生が写真展-「撮った場所で展示」をコンセプトに

「ギャラリー美0(ビーゼロ)」展示風景

「ギャラリー美0(ビーゼロ)」展示風景

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 ビジュアルアーツ大阪の研究生・講師らが「京橋」をテーマに撮影した写真展が現在、たこ焼き居酒屋「美輝」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6351-3129)内の「Gallery 美0(ギャラリー ビー ゼロ)」で開催されている。

写真展の準備をするビジュアルアーツ大阪の研究生たち

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 「撮った場所で展示する」ことにこだわり、同校・写真科の研究生たちと講師の百々武(ドド・タケシ)さんが企画した同展では、京橋の街をそれぞれの視点で撮影した作品を展示している。今回「京橋」を題材に取り上げたのは、百々さんが知人の紹介で同ギャラリー・オーナー鈴木郁子さんと知り合ったのがきっかけ。「写真とは外に向けて発信するものであり、何を発信するのか自己の課題設定が大切。場所を限定するだけで自由に撮影させ、各自それぞれの感覚を培うために企画した」と百々さん。

 展示作品は今年7月~8月、百々さんと研究生10人が撮影したもの。研究生の太田章彦(21)さんは、中心街を少し外した静かな京橋を表現しようと植栽などの緑を被写体に選んだ。京橋を「人間臭い」と思った上杉望(21)さんの作品は人物中心で、さまざまな「京橋」の顔が並ぶ。真鍋奈央(23)さんは「撮影対象に対する感情移入は、あらかじめ用意されたものではなく、ファインダーを通してみるという行為が撮影対象を好きにさせることに気付き、改めてカメラが好きになった」と、新しい発見に笑みを浮かべる。「撮った場所で展示するという今回の試みはこれからも続けていきたい」と百々さん。

 開催時間は15時~23時。日曜・祝日休廊。10月23日まで。

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