都島区在住の若夫婦が運営する小型客船「御舟かもめ」が3月20日から、桜シーズンの運航を開始する。
「御舟かもめ」は「川から見る大阪」に魅了された中野弘巳さん・かおりさん夫婦が昨年8月から運営している小型客船。もともとは真珠の養殖用の作業船だったという和船を改装し、大人が向かい合って足を伸ばせるデッキ部分やキッチン・トイレもある建屋部分を備えた「小さな家のような船」に仕上げている。
船着場は主に八軒家浜。船長の弘巳さんが舵を握り、かおりさんとともに操縦している。これまでの乗船客数は約650人。利用客は、船から眺める大阪の景色に驚いたり新発見したりすることが多いという。
今春の桜シーズンは、大川の桜と中之島を楽しむ2種類のクルーズを用意。期間中13便(朝9時20分から。1日1便)運航する朝食・ドリンク付きの「桜朝ごはんクルーズ」と、の飲食物の持ち込みができる「かもめ桜クルーズ」(1日最大11便)。両クルーズとも、約4,700本の桜が咲く大川と歴史を重ねる中之島の風景を「50分間の小さな旅」として楽しむことができる。かおりさんと交際中、何度も2人で船上から桜を眺めたという弘巳さん。「桜シーズンは最も大阪が華やぐ時期。年に一度のお花見だから、川の上でゆったり、のんびりと満喫してもらえればうれしい」と話す。
桜クルーズは4月25日まで。運航時間は両クルーズとも50分。乗船料は、「桜朝ごはんクルーズ」=3,500円(小学生2,000円)、「かもめ桜クルーズ」=3,000円(小学生1,500円)。貸し切り料は2万5,000円。予約は桜朝ごはんクルーズ」が1週間前まで。「かもめ桜クルーズ」が3日前まで。