京橋のスペイン料理店、周年イベントで100人前のパエリア振る舞う

100人前の巨大パエリアはあっという間になくなった

100人前の巨大パエリアはあっという間になくなった

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 京橋のスペイン料理店「ブラン」(大阪市都島区東野田町3、TEL 06-6353-9001)と「バル レスタウランテ リンコン カタルーニャ」(TEL 06-6354-2314)が2月19日・20日、2店舗共同の周年イベントを開いた。

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 同14日に4周年を迎えた「ブラン」と、同20日で1周年を迎えた「バル レスタウランテ リンコン カタルーニャ」は、ひがし京橋商店街内で隣同士で営業するスペイン料理店。マドリード・アンダルシア料理の「ブラン」を4年前にオープンした3年後、「今度はカタルーニャ色の強い店を」と生花店併設の「バル レスタウランテ リンコン カタルーニャ」を隣にオープン。両店は常ににぎわいがあり、サラリーマンや地元民、同業者から親しまれている。

 イベント両日、巨大パエリア鍋で「100人前のパエリア」を作り、訪れる客に振る舞った。2日間で4回作ったという計400人前のパエリアは、「来てくれた常連さんはもちろん、同じ商店街のほかの店に持っていったり、通りがかりの人に配ったりしていたらあっという間になくなった」とオーナーの堂後康さん。

 康さんが「バル レスタウランテ リンコン カタルーニャ」を仕切るのに対し、隣の「ブラン」は弟の岳さんが仕切る。「『館』としては一緒だが、毎日阪神・巨人戦の気分で競い合っているのは事実。お客さんを兄弟げんかに巻き込んでる感じ(笑)」(康さん)。

 一方で、「人にいっぱい来てもらえるのは、この古い商店街の力」と康さんは言い切る。「100%近く店が埋まっている商店街は珍しい。それは、ここの人たちのネットワークが強く、自分の店がいっぱいだったら隣の店へ案内するといった協力体制が整っているから。結果、商店街全体がにぎわうのやと思う」と康さん。スペインから呼び寄せたという「リンコン カタルーニャ」料理長の石橋さんのように、10数年前にも一緒に働いていたスタッフをそろえたことで、ファミリー意識の高いスムーズな仕事展開ができるのも強みだ。

 「ブラン」が4周年、「バル レスタウランテ リンコン カタルーニャ」が1周年を迎えた今、今後の目標は「もう1店舗出すこと。場所はもちろん京橋で(笑)」(同)。

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