OBP(大阪ビジネスパーク)のツイン21(大阪市中央区城見2)で1月16日から、関西圏の古書店31店からさまざまな古本を集めた「古本フェア」が開催されている。主催はツイン古本の会。
ツイン21で年3回定期的に開催されている同フェアも今年で7年目。開催当初は現在より規模が小さかったが、「関西圏の古書店に『一緒にやりませんか』と案内を送って、いつの間にか30店も集まる今のカタチになった」(同会代表の松尾さん)という。
単行本、漫画、雑誌、写真集を中心に、あらゆるジャンルの古書をそろえる同フェア。中には現在ではほとんど見かけない昔の雑誌や戦前の資料、明治時代の古書などもあり、「開催初日・2日目には古本マニアの方も多く来る」という。
本以外にも戦前の絵はがきや玩具、皿、壷なども販売しており、「平日はOBPのサラリーマンがほとんどだが、土日は家族連れが中心。子どもに絵本を購入していく姿が目立つ」とも。ランチ休憩のついでに訪れたというOBPに務める岡本さんは「本が好きなので立ち寄ってみたが、興味が引かれる本がたくさんで困っている(笑)」と話しながらも、時間を気にしていた。
古本の魅力について、松尾さんは「明治から現在までの長い時間の中から自分の読みたいものを選べること。掘り出し物に出会える楽しさ、装丁で購入する楽しさがあること」と話す。
11時~20時(最終日は18時まで)。今月23日まで。