OBPで「大阪骨董市」-掘り出し物狙う来場者でにぎわう

骨董市の様子。OBPでの開催は今回で3度目だという

骨董市の様子。OBPでの開催は今回で3度目だという

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 大阪ビジネスパークの円形ホール(大阪市中央区城見2)で11月13日~15日、「大阪骨董(こっとう)市」が開催された。

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 全国から古美術・アンティークのディーラーが集い、約60ブースが出店した同イベント。展示・販売されたのは、ヨーロッパのアンティーク雑貨や古伊万里、明治・昭和など日本の懐かしい時代の品々。会場には40代以上の来場者が多数訪れにぎわいをみせた。

 「クリノヒューマイト」「トラピッチ」などの希少石ジュエリーで、女性の足を止めていたのは宝石販売のタルタルーガ(天王寺区)。「昔、ブラジルで宝石の発掘をしていたときに石の魅力に目覚めた」という官家健夫社長は「日本とブラジルの架け橋になって25年」だという。同ブースではブラジル産天然席から作った鳥の置物(3,800円)も「かわいい」「きれい」と来場者から注目されていた。

 中国古美術品を扱うブースでは、中国阿南省の10代女性が1年半の歳月をかけて手がけたという絹じゅうたん(20万円)が注目を集めていた。「通常のカーペットとは比べ物のならない『極小版(約30センチ×50センチ)』という点に価値がある。10代の若くて視力が相当いい子でなければ作ることができない」(同店担当者)という。同ブースでは殷墟(いんきょ)から3千年前に出たという甲骨文(300万円)も展示販売されていた。

 城東区から訪れたという梶原さん(60代男性)は「レアな掘り出し物と出会えるかもしれないと思ってやってきた。骨董品は(一つひとつに歴史の重みなどあるので)ゆっくりと時間をかけて見て回れるのが醍醐味」と話していた。

 大阪骨董祭実行委員会が主催する同骨董市は今回で55回目。これまでインテックス大阪や大阪城ホール、大阪ドームなどさまざまな場所で開催してきた。OBPでの開催は今回で3回目。

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