桜ノ宮の山形牛焼肉店「カウハウス」、25年目の初リニューアル

木と緑をふんだんに取り入れ、ぬくもりある印象にリニューアルした「カウハウス」

木と緑をふんだんに取り入れ、ぬくもりある印象にリニューアルした「カウハウス」

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 桜ノ宮で25年続く焼肉レストラン「COW HOUSE(カウハウス)」(大阪市都島区中野町2、TEL 06-6353-8929)が3月19日、リニューアルオープンした。

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 同店は、関西では珍しい山形牛専門の焼肉店。「親せきが蔵王で牧場経営をしているので、直送で手に入る。その分価格もギリギリで提供できるし、鮮度も抜群」と店主の橋本さん。澄んだ空気ときれいな水、厳しい冬の寒さなど山形ならではの気候風土でじっくり育てられた山形牛は、身が引き締まり、サシの細かい上質な肉質になるという。「赤身だけでなく脂にまでうま味があり、味わい深い風味とコクがある」(橋本さん)のが特徴。

 リニューアルについては、「25年間限界まで使って、店が全体的に古くなった。ようやくリニューアルという感じ。1カ月半かけて全面改装し、席数も28席から40席に増やした」と橋本さん。25坪の店内は木をふんだんに取り入れ、植木なども置いて温かみを意識。「うちは家族経営なので、お客様もアットホームな雰囲気を好んで来られる方が多い。その雰囲気を壊さないよう、客席を見渡せるオープンキッチンやカウンターなどは以前のまま残した。外観の雰囲気も焼肉店らしくないが、ぬくもりがあって、入ったらホッとする感じにしたかった」(同)。

 リニューアルをきっかけにホルモン系のメニューを増やしたほか、「ヘレサイコロステーキ」(150グラム、2,850円)や、迫力の「ジャンボカルビ」(250グラム、3,150円)などのメニューも追加。「メニューはこれから少しずつ増やしていきたい」(同)とも。客単価は4,000円。

 「気が付いたら25年。当初は母の兄が始めた店だったが、最初はダメだった。その後父と母が引き継いだが、母が他界。家族全員で頑張るしかなかったので必死でやってきただけ」と振り返る橋本さん。「場所も分かりにくいし、焼肉店としても分かりづらかったけれど、徐々に知ってもらった感じ。改装してきれいになったが、自分たちは25年間変わりなくやっているので、逆に『変わったね』と思わず来ていただきたい」とも。

 営業時間は17時~翌1時。火曜定休。

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