「おおさかシネマフェス」開催-表彰式に藤田まことさん、木村多江さんら

各個人賞を受賞した俳優・監督・脚本家ら12人が表彰式に出席

各個人賞を受賞した俳優・監督・脚本家ら12人が表彰式に出席

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 大阪歴史博物館(大阪市中央区大手前4)で3月21日・22日、「おおさかシネマフェスティバル2009」が開催された。

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 映画ファンのための映画まつりとして1976年から開催されてきた「おおさか映画祭」を2006年からリニューアルし、大阪の映画ファンに熱い支持を得てきた同フェス。今年から「大阪アジアン映画祭」と統合し、その一部門として開催された。

 22日は、ベストテン発表と表彰式を開催。表彰式には、「明日への遺言」で主演男優賞を受賞した藤田まことさん、「ぐるりのこと」で主演女優賞を受賞した木村多江さんほか、新人賞・脚本賞・撮影賞など各賞の個人賞を受賞した12人が出席。ベストテン&個人賞は、大阪で昨年公開された映画を対象とし、年間200本以上の映画を見た大阪の投票委員により選考される。個人賞は、技量に加え大阪または関西にゆかりのある人物であることを大きな判断材料としているのが特徴。

 藤田まことさんは「昨年大病を患い、今年は仕事が無理かとも思ったが、昨年10月末から復帰できた。そしてこの作品をやらせていただき、地元・大阪で思わぬ賞をもらえてうれしく思う」などとコメント。木村さんは「以前、関西で映画を紹介するお仕事があり、ドラマが多かった私は、映画がしたいとずっと思っていた。そしてこの作品に出演し、こうした賞をいただいて大阪に来ていることで、思いがつながった気がした。もっと磨いて精進していかなければと背中を押される気分」などとコメントし、それぞれの受賞者も喜びのメッセージを残した。

 また、MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」が35周年を迎えるなど、長年映画へ貢献してきたことをたたえ、浜村淳さんに特別賞が贈られた。「自分が見て感動した映画を『見てほしい』と語ることができる。それだけにしがみついて35年間やってきた。その土地の思想・風俗・習慣を知ってもらうのは映画が一番だと思うので、大阪でこういう映画祭があるのは素晴らしいことだと思う」(浜村さん)。

 同フェス実行委員会委員長・高橋聰さんは「復活して4回目。いろいろ試行錯誤しながら地元を盛り上げていこうと頑張ってきた。今回はお陰様でチケットも多く売れ、受賞者や関係者からも『大阪の映画祭を続けてほしい』といったメッセージをたくさんいただき、こちらが逆に励まされた。来年も同じ時期に大阪アジアン映画祭と一緒にやっていくので期待していただきたい」と話す。

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