京橋ボクサー・山口賢一判定勝ち-勝利の裏にある思い

試合後の思いを語る山口選手

試合後の思いを語る山口選手

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 京橋のボクサー・大阪帝拳の山口賢一選手が12月14日、松下IMPホールで開催されたドラマチックボクシングに出場した。

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 山口選手は日本バンタム級6位、東洋太平洋同級8位。今回の対戦相手となったのは、昨年の西日本新人王・新日本大阪の名越光紀選手。

 試合結果は、山口選手の判定勝ち(2-1)。これで山口選手は11連勝となったが、接近戦で打ち込まれる場面もあるなど「思うような試合にならなかった」(山口選手)と話す。「練習量も今回はハンパなくやったけど、名越選手の気迫がめっちゃ強かった」とも。

 2ラウンドには右拳も痛め、苦戦した山口選手。苦しみながらも勝利した姿を見て、山口選手を応援する京橋人のひとり、今川さんは「いつものことながらハラハラして見ていたが、無事に勝ってくれてよかった」と安堵した。

 一方、今回の試合次第では、来春のWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積の防衛戦前座で東洋王座挑戦か世界ランカーとのカードが組まれる可能性があったが、試合直後、大阪帝拳の吉井寛会長は「この内容ではまだ厳しい」と話している。山口選手は「今回の試合で自分のあかんところがわかったので、今後はそれを修正していくのみ。応援してくれる人らのためにも、勝っていかなあかん」と気合を見せる。

 地元・京橋で多くの応援者をもつ山口選手。今回の試合前にも、「いつも応援してくれる高橋さんに『試合に勝ったらええ炊飯器こうたる』と約束してもらい、勝ったんでほんまにこうてもらいました(笑)」と笑顔を見せる。さらに試合当日の夜、勝利を耳にした辰吉丈一郎さんから電話が入り「おめでとう」の言葉をもらった山口選手は、「ほんまにうれしかった。でももっとがんばらなあかん」と痛感したと話している。

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