京阪電気鉄道(大阪市中央区大手前1)が運営、中之島高速鉄道(所在地同)が建設・保有する新線「中之島線」が10月19日に開業した。
同線開業にあたり、中之島駅、渡辺橋駅、大江橋駅、なにわ橋駅の4駅が新設。京阪本線とは天満橋駅でつながる。また中之島駅と出町柳駅を直結で結ぶ「快速急行」も誕生。これに新型車両である3000系を導入し、開業日初日から11月30日までは同系と8000系車両に開業記念のヘッドマークをつけて運行する。
また同線の開業を記念して「水都・中之島1dayチケット」を販売。同チケットは乗車駅から京橋駅までの往復と、中之島エリア(京橋~淀屋橋駅、中之島沿線内)のフリー乗車券がセットになっているほか、大阪水上バス・国立国際美術館・大阪市立科学館・大阪市立東洋陶磁美術館・リーガロイヤルホテルといった中之島エリアを代表する5施設を優待料金で利用できる特典も付く。「このチケットで中之島エリアを1日たっぷり楽しんでいただければ」(同社経営統括室広報宣伝担当者)。発売は12月25日まで。
ほかにも、同線の「なにわ橋駅」地下1階コンコースの一部を活用し、アートと知をテーマにした「アートエリアB1」を開設。開業から半年間は「中之島コミュニケーションカフェ2008」をメーンプログラムにしたダンスパフォーマンス、カフェトーク、インスタレーション(架設空間芸術)などの多彩な催しを予定している。