定期落語会「らくごのたまりば」-100回記念でカンパ制落語会開催

「ふぐ鍋」を披露する桂三金さん

「ふぐ鍋」を披露する桂三金さん

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玉造で行われている定期落語会「らくごのたまりば」が100回目を迎えるのを記念し、カタリーナホール(大阪市天王寺区玉造元町3)で9月21日、カンパ制の落語会が開催された。出演者は桂三金さんと桂三弥さん。

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同会は、そのほか林家竹丸さん、桂三ノ助さん、林家笑丸さん、笑福亭春喬さん、桂三幸さん、桂三四郎さんが月替わりで出演する落語の会。通常は千円の入場料を、今回は100回目を記念し「初心に戻って」(三金さん)カンパ制とした。

当日は24人(男性10人、女性14人)の観客が落語を楽しんだ。三弥さんと三金さんは、「動物園」「ふぐ鍋」「真田小僧」「悋気(りんき)の独楽」を交互に披露し、会場には常に笑いの渦ができた。会の最後に出演者が退席したところで、演者の名前の札が入ったカゴに、観客は思い思いのお金を入れた。お金の入ったカゴを見て三金さんは、「いつもの入場料1,000円より入っている」と観客の笑いを誘う場面も。

最年少で13歳の中学生、嶋津啓輔くんは「三弥さんのファンなので、神戸から母と見に来た。今日もすごく良かった。回りに落語を好きな友人はいないが、落語は楽しいものだから、これからも見に行きたい」とうれしそうに話した。

三金さんは「第1回は、今はなき居酒屋『さぬきや』を会場にさせてもらい、カンパ制で始めた。お客様からの『いくら払っていいのか分からない』という声と、趣旨に賛同してくれる演者だけの出演だとマンネリになることから、現在は入場料金を定額にしている。おかげ様で現在は、参加者の半数は常連さん」と振り返る。

「京橋はモツ鍋のまつい亭が好き。雀三郎さんは京橋ネタの『やぐらにて』をよく披露しているし、私もいずれは京橋を舞台にした新作落語を創ってみたい。最近は吉本も落語に注目してくれているので、京橋花月にも期待している」(同)とも。

次回は天満天神繁昌亭で10月9日、100回記念スペシャルとしてメンバー全員が出演する。問い合わせ先は、3GOLD(TEL 06-6374-2295)まで。

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