大阪初の石焼きコーヒー専門店、コーヒー通の間で人気に

青野さんの石焼焙煎は石に加えて、長崎・波佐見焼の焼き損じたものを砕いて使っている

青野さんの石焼焙煎は石に加えて、長崎・波佐見焼の焼き損じたものを砕いて使っている

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 城東区に昨年末にオープンした大阪初の石焼きコーヒー専門店「ぶらっく&ぶらうん」(大阪市城東区関目1、TEL 06-6930-6737)が、コーヒー通の間で話題を呼んでいる。

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 石焼コーヒーとは豆を石の遠赤外線を利用して焙煎(ばいせん)するため、焼きムラができず豆の芯まで熱を送るのが特徴。焼き上がったコーヒー豆には石のミネラルが多く含まれ、コーヒーの苦みや香りに独特のアクセントが付くという。

 店主の青野一幸さん(37)は、コーヒーマイスターの資格を持つ。昨年までIT関連の会社に勤めるビジネスマンだった。「自分で何か商売をしたいと思っているなかで、自宅の近所に好みのコーヒー豆が手に入る店がないことに気付いた」(同)。仕事で広島に出張した際、石焼きコーヒーを飲みその味わいを深さに感銘を受け、石焼で自家焙煎したコーヒー豆の専門店を始める決意をしたという。

 白い壁にこげ茶色の木を基調とした店の入り口には20種類のコーヒー豆が並ぶ。最も売れているのは、「サントスブルボン」と「キューバ」を1対1で配合したオリジナルブレンド「琥珀」(350円/100グラム)。青野さんの「お薦め」は「琥珀」に30%のブルーマウンテンをブレンドした「蒼峰(そうほう)」(630円/100グラム)。石焼コーヒーは少量でもムラができにくいので、好みの焼き具合でブレンドすることができるという。

 店内には客席11客も設け、その場で飲むこともできる。浄水器を通した浄化水を使ったコーヒー、丹波の65度の低温殺菌牛乳、種子島のさとうきびを使った砂糖など、すべてにこだわりのものを使っている。価格は300円~350円。「店で飲んでいただいて、いろいろな種類のコーヒー豆を知ってもらうきっかけになれば。豆の種類や焙煎の方法で違った味わいがあることを広めていきたい」(同)とも。

 メニューは、コーヒーのほかに手作りワッフル(170円~)があり、来月から自家製のパンを提供するほか、開店時間を7時30分に変更する。営業時間は9時30分~20時。

大阪の珈琲ショップ【ぶらっく&ぶらうん】

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