大阪・京橋に犬の幼稚園 「お留守番ワンちゃん」がターゲット

大型・小型区別なく仲良く遊ぶ犬たち。プロの訓練士が常駐する。

大型・小型区別なく仲良く遊ぶ犬たち。プロの訓練士が常駐する。

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 大阪・京橋に「いぬの幼稚園 バウバウ」(大阪市城東区蒲生2、TEL 06-6934-7221)が7月1日にオープン、近隣の愛犬家から注目を集めている。

バウバウ園長の新井雄史さん

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 一人暮らしや共働きで日中何時間も家で「お留守番」をすることが多い「ワンちゃん」のドッグライフを向上させようと開園した同施設。「園内で他の犬や訓練士と思いっきり遊び、運動不足やストレスを解消してもらうことが一番の目的」と話すのは、自身もJKC(ジャパンケンネルクラブ)公認の訓練士の資格を持つ園長の新井雄史さん。そうすることで無駄ぼえやトイレなどの問題行動が少なくなることもあるという。

 元は工場だった物件をリノベーションし開設した同園。京橋駅に程近く、仕事の行き帰りに預けてもらいやすい立地も物件選びの決め手の一つだったという。犬が自由に走り回れるフリースペースは犬の足にも優しいフローリングを施し、その一角は冬場に備え床暖房に。天井の高さを利用し設けたロフトは、静かに休憩ができるよう昼寝専用スペースにした。

 利用には年会費1万2,000円を伴う会員登録が必要だが、留守番の代わりに日常的に利用してもらえるよう月額料金は、小型犬=1万8,000円、大型犬=2万1,800円と「かなり抑えた設定」に。月4回、8回と回数制の料金設定や、マンツーマンレッスンや散歩などのオプションサービスも用意する。営業日を原則平日のみにしているのは、「休日は一緒に過ごしてほしい」という思いもあると話す新井園長。オープンしてまだ間もない中問い合わせが多いのは、しつけに悩む飼い主からの「しつけ教室」。「テレビ番組のように一発では難しいもの。身に付けるまで回数を重ねることが大事」とくぎも刺す。

 運営母体となるPHコミュニケーションの社名は、「Pet」「Health」の頭文字に由来する。社名には、起業した愛犬家であり共に精神科医でもある工藤将茂さん・有里子さん夫婦の思いが込められている。専務を務める有里子さんは、「ペットも家族も幸せに暮らすには、飼い主が正しい知識を持つことが大事。そのためにもペットショップや獣医師、トリマーなどペット業界のさまざまな職種間がもっと連携し、ペットライフ全体の向上を図っていけたら」と話す。同園でも健康相談やトリミングサロンなどのサービスを用意しているほか、今後はドッグフードなどの販売も手掛けていく予定という。

 営業時間は平日7時~21時。

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