京橋に4月23日、イタリアンレストラン「野菜とワインの京橋バルNINE」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6356-3511)がオープンした。
店舗は、もともと「美味(みみ)くらぶ」という名で朝は喫茶店、昼はワンコインカレーを売りに営業していた飲食店。夜の営業はなく誰も使っていなかったことから、「美味くらぶ」のオーナーが知り合いだった岩峪侑奨さん(23)と久保田健治さん(23)に夕方の時間帯から貸し、イタリアンレストランをオープンすることになった。赤と緑を基調に改装した同店の店舗面積は約30坪で、45席を設ける。
オーナーの2人は小学校からの幼なじみ。共に野球をしていたことから、店名は野球用語でチームという意味の「NINE(ナイン)」に決めた。10代後半から共に飲食関係の仕事に携わるようになり、「いつか自分たちの店を持ちたい」と思っていたが、当時から「イタリアンが食べたい」という客が多かったことから、店はイタリアンに決めていたという。
料理は、久保田さんの知り合いだった料理歴30年の「和食のプロ」が料理長として厨房に立ち、「毎日食べても飽きない」和風イタリアンを目指す。実家が青果店という久保田さんは新鮮な野菜にもこだわり、料理長と毎朝中央卸売市場で「その日に一番おいしい野菜」を目利きして選んでくるという。ほかではあまり見られない珍しい野菜も仕入れることもあり、そうした野菜を使った「前菜NINE盛り」(990円)のほか、国産黒毛和牛を使った「料理長自信作!!ロースとビーフ」(770円)が人気という。ワインもハウスワイン、オーガニックワインなど30種類と豊富にそろえる。
「いい野菜を安く提供している。たくさんのお客さんにお越しいただき、店の周辺がにぎやかになれば」と意気込みを見せる。
営業時間は17時~翌1時(土曜・日曜は翌5時まで)。