蒲生4丁目のとんかつ店「紀揚彩家Yamato」(大阪市城東区蒲生4、TEL 06-6932-2039)が現在、和歌山県産の豚を使った「しゃぶしゃぶ」1人前をサービスするキャンペーンを行っている。
店主の大和弘治さん(46)は18年間勤めた会社を辞め、2年前の8月に同店をオープン。6坪の店は落ち着いた雰囲気で、カウンター席には1人で訪れる女性客も少なくないという。
店で使う豚肉は和歌山県すさみ町から直送されたもの。大和さん自らが足を運び、厳選している。メーンは「もち豚」だが、同県での畜産が盛んなイノシシと豚を掛け合わせた「イノブタ」も取り寄せる。「イノブタ」は「野性味のある独特な味わいがあり希少な食肉」と大和さん。
大和さんは、とんかつの食べ方にも独自のこだわりを持つ。とんかつソースとして定番の甘口・辛口のほか、ボリビア産のアンデス岩塩と各種スパイスを独自にブレンドした「塩」を用意。「塩で食べることで豚肉の甘みが増し、脂身が苦手な人にもおすすめ」と、開店以来とんかつの新しい食べ方を提案している。
今回のキャンペーンは、イノブタ(1,980円)、もち豚(1,680円)のしゃぶしゃぶを4人以上で予約したグループに1人前の肉を無料で提供するもの。忘年会・新年会シーズンでの需要を見込む。
大和さんは「ゆくゆくは京橋の駅前にも店を構え、とんかつの魅力を一人でも多くの人に知ってもらえるように頑張っていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~14時、17時~23時。火曜定休(祝日がある週を除く)。キャンペーンは来年4月末までを予定。