鶴見の三井アウトレットパーク大阪鶴見(大阪市鶴見区茨田大宮2)で8月21日、ヘアカットショーが行われ、髪の量感を自由に表現できるカット技術「フレンチカットグラン」を持つ美容師が技を披露した。
会場に登場したのは、梅野武美さん(神奈川県)、対馬祥夫さん(大阪府)、樫本雅弘さん(兵庫県)、竹畑準治さん(和歌山県)、宮川幸弘さん(長野県)の5人。
フレンチカットグランは、髪の根元から髪量を調整しながらカットすることで髪の密度を一定にするヘアカット法。髪の量が多く髪質の硬い人でもこの方法でカットすることで、まとまって手入れがしやすくなるという。「根元の髪の毛が少なくなることで、根元から変化が見られる」(樫本さん)。
現在、フレンチカットグランを導入している美容室は全国279店。「本来は美容師に向けて指導する講師たちだが、今回は一般の人に知ってもらうためにイベントを開いた」と広報担当者。
司会者が「カットモデルをしていただける方はどうぞ」と会場に呼び掛けると、すぐに数人の希望者が壇上に上がった。5人の美容師が、髪の毛の根元から細かくはさみを入れては毛を取っていく独特のカットを始め、宮川さんは「カット後のヘアスタイルのアレンジを楽しむためにどれだけ髪を残すかがポイント」などと解説を加えた。
カットは30分ほどで終了。梅野さんは「髪の毛の量が多く硬くて悩む人に一人でも多くの人にこの感動を体験してほしい」とイベントを締めくくった。