週刊大阪日日新聞社(大阪市中央区博労町2)は8月1日、大阪市の北東部(都島区、城東区、鶴見区、旭区)の情報誌「地元発掘ガイド2011」を5万部発行し、同エリア内で無料配布をはじめた。
同社は現在、「週刊大阪日日新聞」を毎週1回発行、大阪市北東部を中心に25万部を無料配布している。そのノウハウを生かし、無料の情報誌に展開することにしたのが今回の試み。全115ページのオールカラーの内容は、店舗紹介・街の歴史探訪のほか、1990年に開催された「国際花と緑の博覧会(花博)」を当時のコンパニオンが振り返る企画など読み所が詰まっている。
同誌のプロジェクトリーダー・古賀康夫さん(31)は、「現場の臨場感を取材するために、あえて事前連絡せず店舗を訪ね、話を聞いた後に掲載の許可をもらうことも試みた」という。「一番苦労したのは“イケメン・イケジョを発掘せよ”のコーナー。たくさんの方にお会いしただけに8人しか掲載できなかったのが残念」と振り返る。「1回の読み捨てではなく、家庭の本棚に置いてもらえるような本にしたい」とも。
同誌は、記事が掲載されている160店舗、スーパーや商業施設、区役所や郵便局、図書館などの公共施設に置かれている。問い合わせ先は同編集部(TEL 06-6120-1970)まで。