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京橋の商店街で「商い体験」-新潟の中学生が地元特産品を販売

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 京橋中央商店街(大阪市都島東野田5)で4月27日、新潟県中学生らによる地元特産品を販売する「商い体験」が行われた。

学生の元気な声に押され購入。全商品完売に喜ぶ生徒ら

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 体験したのは、修学旅行で新潟県十日町市から訪れた水沢中学校の生徒ら。同校では「世の中の仕組みを知る大事な体験」と例年、商人の街・大阪での「商い体験」や職業体験活動などに取り組んでいる。京橋中央商店街では大阪観光コンベンション協会を通じて2年前からこうした活動を受け入れ、空き店舗やセンタードームなどを会場として提供するなどして協力している。もともとは3月13日に予定していたが、東日本大震災と翌日の長野北部地震の影響でいったん中止となり、再度調整して今回の実施となった。

 当日は、生徒44人が自らの手で新潟特産物の「野沢菜」「コシヒカリ」「笹団子」「米粉」などを販売。通行人を「いかがですか~」と元気な声で呼び込み、「コシヒカリ」「野沢菜」などは1時間もしないうちに完売となった。

 坂本みちさん(85)は「商売の街・大阪人として売らないといけない気持ちはわかるし一生懸命だったから」と、米粉でつくったクッキーを購入。野沢菜を求める客の要望に応えるべく、どこかに在庫はないかと商店街に分散している仲間の間を走り回った村山千愛(あき)さん、高橋奈央さんは「大変だったけれど楽しかった」「買ってもらうとすごくうれしかった」などと感想を話した。

 最後の商品を売り切ろうと通行人に大きな声で出す生徒ら。古川久美子さん(34)が米粉を購入し全商品が完売した。古川さんは「元気な姿が気になって仕方なかった。目線に耐えられなかった」と笑いながら話していた。

 早々と完売を果たした生徒らはこの後、大阪のお好み焼き「ぼてじゅう」を口にした。

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