JR京橋駅改札口前で12月8日、青森県立大間高等学校の生徒たちが青森県をPRしようと乗降客にリンゴ150個を手渡した。
同校のほか青森西高校など県内8校が集う「青森・高校生おもてなし隊」は、八戸駅と新青森駅を結ぶ東北新幹線の全線開業を契機に活動。「高校生が観光客にできるおもてなし」をテーマに、新青森駅前でにぎわい市場を開いたり海鳴り太鼓を披露したりと、さまざまなPR活動を行ってきた。
今回は、同校生徒が修学旅行で大阪を訪れた合間にも青森をPRしようと、JR京橋駅の乗降客に新幹線のキャラクターをあしらったリンゴや、おもてなし隊が制作した「発信!つながるあおもりマップ」などを配布した。リンゴ150個を入れて用意した段ボール3箱はあっという間に空になった。
緊張した様子で改札から出てくる人たちに声をかけリンゴを配った兔内(うさぎない)香菜さん、鈴木唯さん、新田梨奈さん(高校3年)らは、「空気がおいしいし、リンゴもおいしい。マグロもいいし、人もいい。全部がいい」と青森の魅力をアピールする。大阪の印象については、「大阪の人はフレンドリーで渡しやすかった」とも。
主任の平川祐輔教諭は「自分たちの力でPRするのに面白味を感じる。大間はマグロだけではなく、大間牛もおいしいのでぜひ食べに来てほしい」と話す。
同校生徒たちは明日、海遊館を訪れる。