スギタハウジング(大阪市城東区)が展開する大型商業ビル「泉秀園城東ビル」(中央1)が7月1日、蒲生の城東警察署隣にオープンした。地域最大級の7階建て商業ビルがオープンしたとあって、近隣住民からの注目を集めている。
延べ床面積は約800坪。1階には関西で店舗を展開する高級スーパー「パントリー」、2階はイタリアンレストランの「サイゼリア」、3・4・5階に駐車場、6・7階には地域最大級となるスポーツクラブ「セントラルウェルネスクラブ蒲生」が入る。今後、関西アーバン銀行(1・2階に7月12日)、クリニックモール(2階 今秋)のオープンも予定する。
「地元の会社として、とにかく地域の人に喜んでもらえる商業ビルを出したかった」と話すのは、同社同ビル担当の小林一矢さん。城東区は全国でもトップクラスの人口密度で子どもが多い地域。キッズプログラムが充実している「セントラルウェルネスクラブ蒲生」をはじめ、蒲生地区では初となる高級スーパー「パントリー」、子連れ客も行きやすい「サイゼリア」など、かいわいで生活する人の需要を見込む。「例えば上のスポーツクラブに子どもが行っている間、お母さんが2階でお茶をしたり1階で夕飯の買い物をしたりできれば便利だろうと考えた」という。
同社はこれまでも、今福・蒲生を中心に「今福阪奈ゴルフガーデン」「ハロー今福ボウル」「イズミヤ」「ヤマダ電機」などのレジャー・飲食業態を数多く手がけてきた。一方で、大通りから1本入るとのんびりとした昔の街並みが残る蒲生の街の良さを生かそうと、2年前から古民家を改装し、飲食店として再生する「町屋再生プロジェクト」も展開。同プロジェクト皮切りとなったイタリア料理店「リストランテジャルディーノ蒲生」は多くの注目を集め、現在では予約が取りにくいとされる人気店になった。
「地域密着で仕事をする良さは、生のリアルな声が人を通して入ってくること。今後も地元の会社として、『まちおこし』になるような施設を展開していきたい」とも。