花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で6月1日、「ハワイ・花と文化展」が始まった。
今回で5回目の開催となる同イベント。展示やワークショップ、ステージイベントを通して多方面からハワイの植物や文化、現在の状況などを紹介する。
ハワイにまつわる植物の中でも、日本で唯一、同館でしか見ることのできない「ギンケイソウ」はハワイにしかない固有種で、現在絶滅危惧(きぐ)種に指定されている。高山植物でキク科に属し、葉を覆う毛が銀色一色に見えるのが特徴。同館プロモーション課の杉本志保さんは「ハワイは孤立した島の生育環境から固有種が存在し、その多くが絶滅の危機にひんしている。当館ではそのような植物の保存に力を入れているので、この機会に見てもらえれば」と話す。12日には、ガーデンボランティアと巡るハワイのフラワーツアーも予定している。
ステージでは、ハワイの代表的な文化の一つである「フラ」やハワイアンバンドの演奏を披露する。「ステージは特に人気。フラの本場ハワイの大会で優勝したダンサーやメリーモナークの大会で日本人初のバックバンドに選ばれたNa Leiが出演する日もある」という。ワークショップでは、ハワイで魔よけとされているティーリーフを使った「レイ」作り(参加費3,000円)やハイビスカスの接ぎ木体験(参加費1,000円)も。
「植物と密接なかかわりを持つハワイの文化に触れていただき、地球の貴重な財産である植物のことをもっと知っていただきたい」と杉本さん。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は大人500円(中学生以下無料)。今月13日まで。ワークショップ・ステージは期間中の週末に開催。詳細はホームページで確認できる。