大阪城公園、毛馬桜ノ宮公園、造幣局周辺など「桜」の名所が集まる京橋エリアの開花が間近に迫った。
日本気象協会が3月17日に発表した2010年大阪の桜開花情報(ソメイヨシノ)では、予想開花日が3月25日、予想満開日が4月3日で昨年と同様、例年より早いことが見込まれる。
園内に4,300本もの桜があり、毎年多くの花見客が殺到する大阪城公園。中でも西の丸庭園にはソメイヨシノをメーンに約600本の桜が植栽されており、毎年4月上旬の1週間は「観桜ナイター」として美しくライトアップされた夜桜を堪能することができる。現在(3月18日)の大阪城公園の桜はつぼみの状態。梅の花は満開で多くの見物客の目を楽しませている。
大川の毛馬洗い堰から下流の天満橋まで、全長4.2キロメートルの河川敷を利用した毛馬桜ノ宮公園も、「大阪の桜の名所」として毎年多くの人が訪れる。約4,800本の桜並木が川沿いを華やかに彩る3月下旬から4月上旬が見頃で、満開期1週間には露店も出る予定。「御舟かもめ」はじめ桜シーズンに大川をクルーズする客船なども運航され、「川から花見」を楽しむこともできる。
4月中旬の造幣局の「桜の通り抜け」は全国的にも有名。一般公開は、1883(明治16)年以来続いている。色が鮮やかで花びらが大きいサトザクラをメーンに、大川寄り南門から北門にかけて、約560メートルにわたり約350本の桜が咲き誇る。毎年遠方から訪れる人も多く、1週間続く期間中は交通渋滞も予想される。