昨年10月からスタートした大阪市内各所を地元のガイドの案内により楽しむイベント「大阪あそ歩」の春コースの予約受け付けが始まった。京橋エリアでも大阪城や森之宮、綱島や鴫野などの「まち歩き」コースが設定されている。
大阪の観光振興と地域の活性化を狙い発足した同イベント。市内を細かいエリアに分け、バラエティー豊かな「まち歩き」「まち遊び」を実施している。昨秋の「大阪あそ歩'09秋」は68コースのまち歩きを企画し、「予約率134.6%」という驚異的な数字を記録した。今春はさらにコース数を拡充させ全105コースの「まち歩き」、全5プログラムの「まち遊び」を実施する。
京橋エリアでは、大阪城・森之宮コース、蒲生コース、都島コース、網島コース、鴫野・放出コース、鶴見・放出コース、野江・関目コース・毛馬コースなど数多く展開する。
大阪城・森之宮コース(4月13日・5月17日開催)では、縄文・弥生時代の貝塚、古代の難波宮、中世の石山本願寺、近世の大坂城など「大阪6000年」の歴史を感じさせる「まち歩き」となっている。同コースについて、大阪あそ歩アシスタント・プロデューサーの陸奥賢さんは「大阪という都市の栄枯盛衰のドラマを見つめ続けた悠久の大地を歩こうというもの。大阪城ではなくて、大阪城の周辺にこれだけの見どころがあるということを感じ取ってもらえたら」と話す。
これまでに開催した「大阪あそ歩」の参加者の内訳は、大阪市民=5割、府民=3割。府外=2割。「事務局の想定以上の反響と集客、人気がある。リピーター率も驚異的で、30コースを申し込んだ人もいらっしゃる。大阪の街の素晴らしさ、面白さに気づいた人が増えてきたのはうれしいこと」とも。
開催時間、予約などの詳細はホームページで確認できる。