京橋に根付いて16年-カフェ&バー二毛作店「ジラフ」がリニューアル

店内の様子。深夜まで毎日にぎわう

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 京橋の創業120年の酒類・調味料・食品資材総合卸の徳田商店(大阪市都島区片町2)が展開するカフェ&バー「GIRAFFE(ジラフ)」(都島区東野田2、TEL 06-6353-3677)が3月1日、リニューアルオープンした。

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 今年7月で16周年を迎える同店。朝から19時までカフェ営業、19時から深夜までバー営業を行い、サラリーマンや地元民を中心に人気を集めている。今回のリニューアルでは、老朽化していた厨房設備やカウンターなどを一新。いすの高さを変えたりテーブル配置を変えたりすることで、「一層使いやすい店」を目指したという。

 リニューアルに伴い、フードメニューも全面的に見直した。「以前は酒のアテというものがメーンだったが、しっかり食事をしていただけるメニューにした」(上田店長)という夜メニューは、数種のパスタ、生地から作る12種のピザはじめ、「豚肉のミルフィーユ・ステーキ ジンジャーワインソース」(780円)、「若鶏の完熟トマト煮込み」(400円)などを豊富にそろえる。ドリンク付きの「ワンコインランチ」(500円)も新しく始めた。客単価は約1,700円(夜)。

 「『京橋』と『人』がとにかく好き」というオーナーの徳田さんは、同店オープン以前の30年前から同じ場所で働いていたという。「当時ここは(徳田商店が出した)『ろまん』という喫茶店をやってたんよ」。喫茶店としての営業だけではなかなか売り上げが伸びず、大本が酒屋という利点を生かした「朝から夕方までは喫茶店、夜はバー」という営業スタイルに切り替えたところ、売り上げが伸びた。「だから『ろまん』が原型となって『ジラフ』ができた。今でも『ろまん』時代のお客さんが『ママ元気?』って顔を見せに来るのがうれしい」。

 16年間営業を続けてきたことに対し、徳田さんは「やっぱり『人』やと思う」と言い切る。昔、酒屋・徳田商店内にあったという立ち飲み店から『ジラフ』に移動する客を、「たかが徒歩5分、10分の距離やけどトラック乗ってもらって運んでた。そういう気持ちがやっぱり大事なんやと思う」。現在でもスタッフには「心のこもった仕事」を肝に銘じるよう教育している。「チャージもとらんしお酒も安いけど、ちゃんとしたもの出してる。そこにはすごいこだわってる」とも。

 営業時間は7時30分~翌2時(日曜・祝日は19時~24時)。

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