俳優・市原隼人さんが1月25日、映画「猿ロックTHE MOVIE」のヒット祈願で大阪城敷地内の豊国神社(大阪市中央区大阪城2)を訪れた。
市原さん演じる主人公の天才カギ師・猿丸耶太郎(通称=サル)と同じく、「サル」と呼ばれていた天下人・豊臣秀吉公が奉祀されている同神社で、映画の天下統一を目指し祈願。約600人のファンが押し寄せるなか、市原さんは黒の紋付き袴(はかま)で登場。「猿ロック」の巨大なカギ型ロゴを本堂に供えるなどし、静粛な雰囲気で祈とう式が行われた。
同作品に冠する大阪でのPRはこの日が初めて。集まった観衆が市原さんに押し寄せるなど、一時神社は騒然となった。西淀川区から駆け付けたというファンの一人、小島さんは「時間に遅れそうで、ハイヒールを脱いではだしで走ってここまで来た。メチャかっこよかった。映画は絶対見に行く。大阪での試写会を楽しみにしている」と話す。
祈願を終え、「今日が一番ハイテンション。映画の制作が終わって、ヒット祈願をして、皆さんに見ていただくこれからが、また新しいスタートだと思う」と市原さん。大阪の街について、「猿ロックは下町で育ってきた『サル』が展開していくストーリー。大阪も(猿ロック同様)近所のお母さんや親せきみんな仲が良くて、友達のお母さんまで仲良しみたいな温かいイメージがある」と話す。
作品については、「一つのトランクをめぐっていろいろな組織のトラブルに巻き込まれ、本当の正義は何かを見つめていく映画。世の中、文化も価値観も違って本当に何が正義で何が悪か分からないが、何か一つだけ、みんなが共通して肩を組んで笑えるものがあるんじゃないかというのを追求している。まっすぐでピュアな映画になったと思うのでぜひ見てほしい」とコメントした。
2月27日、全国ロードショー公開予定。