城東区内に「ヘルシー」串カツ店-新世界「だるま」出身オーナーが開く

人気の串かつ、右から一押しの「三元豚」(210円)、ハート型にした「にんじん」、子どもに人気の「ぐるぐるウインナー」、ハマる人が多いという「I?トマト」(各100円)。奥は一品の「ちょこっとサラダ」(210円)、「鯛の造り」※日替わり(380円)

人気の串かつ、右から一押しの「三元豚」(210円)、ハート型にした「にんじん」、子どもに人気の「ぐるぐるウインナー」、ハマる人が多いという「I?トマト」(各100円)。奥は一品の「ちょこっとサラダ」(210円)、「鯛の造り」※日替わり(380円)

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 JR放出駅近くに昨年12月6日、串かつダイニング「新世改94(くし)ダイニング誠(まこと)」(大阪市城東区永田2、TEL 06-6968-9455)がオープンした。

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 駅付近でありながら一軒家の住宅風の同店。8坪の店内は、若者や女性一人でも入りやすいようにとモダンな雰囲気でまとめ、カウンター、テーブル合わせて15席を設ける。

 オーナーの吉野誠さんは以前、「大阪名物」とうたわれる新世界の串かつ店「だるま」(浪速区)に5年間勤務し、串かつの技術を磨いてきた。「串かつは大阪の文化で、専門店も多く『面白い』と感じてこの世界に入った」。そうした中、串かつ店は大衆的なイメージが強く、狭い店では服ににおいが付いてしまう点が気にかかったという。そうした点を改良して若い世代や女性も気軽に入れる串かつ店を作りたいと同店オープンを決めた。油を従来の動物性のものから、無臭で低カロリーの国内産米油に変更。衣もフワッと揚がり、「まるでお菓子のような食感」と好評を得ている。

 「コンセプトは『ヘルシー串かつ』。メニューも野菜中心に取りそろえている。肉は山形産のブランド豚『三元豚』を使い、低カロリーであるのもかかわらず甘みがある肉質が特徴。「付け塩もうちで調合したオリジナル。辛味が控えめなのでたっぷり付けてもおいしく、ミネラルも補っていただける」と吉野さん。付けダレは塩以外にソースやみそも用意。「2度づけ禁止というこれまでのルールもないので、何度でもいろいろなタレをつけて味わってほしい」とも。

 「おすすめ」の三元豚は1串210円、カキ、エビなどの魚介類は200円、それ以外はすべて1串100円で提供する(全23種)。100円串のなかではトマトやゴボウ、キスなどが人気で、「特にトマトは揚げたら甘みも出ておいしい。イタリアン感覚で味わってもらえ、やみつきになる人も多い」という。串かつ以外にも元料亭勤務のスタッフが作る約7種の一品メニュー(210円~)もそろえる。客単価は1,500円~2,500円。

 同エリアでのオープンについて、吉野さんは「隠れ家的な店にしたかったので、梅田やミナミの激戦区から離れた場所でやりたかった。そうした中、城東区は日本一、人の密集度が高いと聞いたことがあるので気になっていた」と話す。「ここから徐々に地域に浸透していくことができたら。京橋などにも移っていきたい」と意気込みをみせる。

 営業時間=11時~14時(ランチ)、17時~23時。

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