「ぬえっちのだんごちゃん」-都島のマスコット「ぬえっち」が団子に

だんごを持っているぬえっち

だんごを持っているぬえっち

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 都島区の桜通商店街で、マスコットキャラクター「ぬえっち」のキャラクター商品第1弾となる「ぬえっちのだんごちゃん」の販売が始まった。企画販売元は「都島にぎわい商店桜通事業協同組合」(大阪市都島区都島本通3、TEL 06-6924-8861)

 同商店街には大阪史跡「鵺(ぬえ)塚」があり、この鵺を題材に3年前「ぬえっち」というマスコットキャラクターが誕生した。鵺とは頭がサル、胴がタヌキ、四肢がトラ、尾がヘビという妖怪。平安末期、京の都に夜ごと出没し帝を悩ませていた鵺を源頼政が矢で射落とし死骸(しがい)を淀川に流したところ、都島の澤上江(かすがえ)に漂着。たたりを恐れた村人が「鵺塚」として手厚く葬ったといういわれがある。かつて恐れられた魑魅魍魎(ちみもうりょう)が、現在は商店街のシンボルキャラクターとして活性化の一端を担っている。

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 同商品は、地域住民がモニターとなり1年がかりで完成。「鵺」の特徴を表す4種のだんご(ピンク=猿・白=ヘビ・黄色×黒=トラ・茶=タヌキ)と、おみくじ付きで1本130円(4本ケース入り500円)。「商品は最初からスイーツもので考えていた。ぬえっちの手を型取ったプリンなどいろいろな案が出てきたが、団子なら鵺塚のお供えものにもなるということでこれに決まった」(同組合・工藤弘毅さん)。材料もウコンや黒ゴマ、黒糖など健康素材にこだわったという。

 製造は都島の和菓子店「冨久屋」(都島区高倉町1)で、現在のところ同商店街と都島区の和菓子店のみで販売する。「店頭販売以外にも、子供会の盆踊りで配るなど地道な販促活動を行っている。最終的にはコンビニの棚に並ぶまでにしたいが、あくまでも都島区限定販売でやっていく」と工藤さん。都島区内の店舗から取り扱い希望があれば随時卸していく予定。「商店街はもちろん近隣の企業や商店も一緒に参加してもらうことにより、一層の活性化を狙っている」と話す。同組合事務局内では「だんご茶屋ぬえっち」としてイートインも可能。緑茶やコーヒーとセットで味わえ「近隣の人々から評判も良い」という。

 ぬえっちキャラクター商品第2弾は絵本。かつて京で暴れていた鵺がぬえっちに生まれ変わった後のストーリーを、現在地域住民より募集している。3弾目以降はTシャツなどグッズも登場する予定。「来年からはアーケードの修繕工事も始まり、床面も新しくなる。生まれ変わった商店街が情報集積と発信の場になって、もっと地元で買い物してもらえるように取り組んでいきたい」とも。

 価格は1本130円(4本ケース入りは500円)。