桜ノ宮の「大阪アメニティパーク(OAP)」(大阪市北区天満橋1)で現在、約20万球のLEDライトによるウインターイルミネーション「Bright Christmas 2009」が開催されている。
「水と緑のアメニティパーク」というコンセプトの下、自然や水、花とふれあうイベントやキャンペーンを多彩に展開している同施設。目の前が大川という景観もあり、大川端の芝生広場を一般開放している。「春は桜の通り抜け、夏は天神祭など季節のイベントごとににぎわいをみせているが、秋冬は目立ったイベントがないということから、3年前よりこうしたイルミネーションを開催している」(オー・エー・ピーマネジメント営業課の白石聖治さん)。
春の「桜の通り抜け」と並ぶ風物詩として「毎年好評」というイルミネーション「光の通り抜け」は、大川沿いの遊歩道「彫刻の小径」に9つのアーチを設置し、約10万球のLEDを100メートルにわたって点灯。2分間隔で、白やオレンジ、ミックスなど美しく色を変える。「散歩道として人気で、暗くなってから歩く人の姿も目立つ」という。
昨年末に開園した300坪の「カスケードガーデン」には今年から、新イルミネーション「光のせせらぎ」も登場。「ここはもともと駐輪場だった場所。庭園内に流れている小川を、まるで光が流れるような『光の小川』に変身させた」という。約5万球のブルーのLEDで光の流れを演出。「川の水面に光が反射して、電球が実際の1.5倍近くに見えるのも特徴」。そのほか、庭園内のログハウスはサンタクロースの家をイメージし、ツリーやプレゼントを詰め込んでクリスマスムードを盛り上げる。「このログハウスの存在はあえて宣伝していないが、訪れた際のちょっとした楽しみにしていただければ」。
OAPプラザ1階桜広場には「聖なる滝・Flower Cascade Garden」を設置。クリスマスを代表する花「ポインセチア」とLEDで色鮮やかに造られた約5メートルのクリスマスオーナメントが登場する。地下1階まで流れる滝のような花々も見もの。
今年は例年より早い11月12日からの点灯となった。「ウインターイルミネーションは3年前から小規模ずつスタートし、今年全域完成した。せっかくここまでの広さにしたので、これからも何か新しい試みを毎年やっていきたい」とも。
イルミネーション点灯時間は16時30分~22時30分。12月25日まで。