中華料理「東天紅」(東京都台東区)は10月11日、大阪天満橋OMMビル店(中央区大手前1)をグランドオープンした。約1,000坪のフロアは全面リニューアル、改装費用は約5億円を投じた。
リニューアルのコンセプトは「共創・共生・共感の提供」「おいしくて、心温まる商品とサービス」「安心してくつろげる施設づくり」「お客様への的確な情報提供」の4つで、「市場ニーズの多様な変化にも対応するフレキシブルな空間設計を行っている」(同社広報)という。
今回のリニューアルでは、大阪城を一望できる南側にダイニング(46席)を新設したほか、デザインテイストの違う大小さまざまな7つの個室を用意し、6人から250人までの宴会に対応する。
「ニューヨークのパーティー文化と、日本のおもてなしの心を融合させ、全く新しいスタイルの空間を創出した」(同)という2つのバンケットホール(大宴会場)では、「Coeur et Coeur(クーレクール)」(フランス語で「心と心」)というブランドで、ニュースタイルウエディングの提供を目指す。
10月9日のプレス発表で同社の小泉和久社長は「今回の全面リニューアルは、私が平成13年の社長就任以来ずっと行ってきた改革の第3ステップとしての『既存店の活性化』の1つ。上野本店の改革の成功体験を元に、さらに進化させ、今までの東天紅を越えるものにしたい」と話した。