京橋のイタリアンダイニング「ベラ・ミロンガ」(大阪市都島区片町2、TEL 06-6357-3070)で5月25日、ランチを食べながら音楽を楽しむイベントが開催された。
出演者は、ボーカルデュオの「UN-do.(アンドゥ)」。ジャズやポップスなどさまざまな分野でプロ活動をし、プロデューサーとしても力を発揮するにのみやみのるさん、多くのショーやイベントで活躍する梅木陽子さんの2人で結成。メーンボーカルは梅木さん、ボーカル&ピアノはにのみやさんが務める。今回はウッドベースを加え、アコースティックなポップスを披露した。
同店マネージャーの佐藤大介さんは「食と音楽は、ムードを作り上げる、切っても切り離せないもの。どちらも良質なものを追求、探求しお客様に満足していただける『粋』『活き』を感じる空間、時間を作っていきたい」と話す。
今回は開演前にゆっくりとランチを楽しみ、食後のリラックスした状態でショーを始めるといったスタイル。大々的な告知をしていないものの約40人が訪れ、店内はほぼ満席。曲は「君がいるだけで」「アメージンググレイス」などの名曲や、斬新なアレンジを加えた「星に願いを」、オリジナル曲「トレジャー」など計11曲を披露。「大人が落ち着いて聴ける、上質なポップスを楽しんでいただけたのでは」(同)。
終演後、にのみやさんは「ホールでするのと違ってお客さんが近く緊張もあるが、その分反応も直に分かるのでやりやすかった。これからはアップテンポの曲も多く入れてもっと自然にカジュアルにしたい」とコメント。梅木さんは「今回はお客様と近いところで歌えたので気持ちよく伝えられた。まだまだ大人の方が楽しめる場所が少ないと思うので、大人のための音楽をもっと提供していきたい」と目標も。
観客のひとり、東中益子さんは「今日を機にこんなスポットを知ることができて良かった。若い子向けのものが多い中、こういう大人の雰囲気たっぷりのライブは月イチくらいであってもいいと思った」と感想を話す。
「良質な音楽を聴きたいと思ってもそうした場がなかなかない。お客様がいいと思えることを背伸びせずに自然体でやっていくと目を向けてもらえるのでは。6~8月も同様の音楽イベントを企画しているので楽しみにしてほしい」(佐藤さん)とも。