プロサッカークラブ「セレッソ大阪」が11月28日、大阪迎賓館(大阪市中央区大阪城2)でクラブ設立30周年記念記者会見を行った。
同クラブは1993(平成5)年12月、ヤンマーディーゼルサッカー部を母体に創設され、まもなく30年を迎える。開会のあいさつで、森島寛晃社長が30年の歩みを振り返るとともに、「For Our Osaka(フォー アワー オーサカ)」をコンセプトに、今後1年間にわたり大阪の街を盛り上げるイベントや企画を計画していることを明かした。
会見には、来年30歳を迎える大阪府出身の歌手で俳優の片寄涼太さん、2020年より同クラブ「公認セレ男」を務めるローランドさん、同クラブOBの大久保嘉人さんも登壇。3人は同クラブの30周年記念アンバサダーに就任した。
大久保さんは「このセレッソ大阪で大久保嘉人が作られた。このすてきなチームでアンバサダーになれて幸せ」。自身もサッカー少年だった片寄さんは「私が子どもの頃から見ていたセレッソ大阪に、こうして記念すべきタイミングで関われてうれしい」と笑顔を見せた。ローランドさんは「世の中には2種類のサッカーチームしかない。セレッソ大阪か、それ以外」と続け、会場を沸かせた。
2024シーズンから起用する新ユニホームも披露。同クラブの象徴である桜をモチーフにしたデザインの新ユニホームを着用した香川真司選手が登場した。デザインについて聞かれると、「かなり攻めてるなと。チームカラーを存部に取り入れているので悪い成績を残すわけにはいかないと、袖を通して改めて強い気持ちが芽生えた」と話した。「(海外は)100年を超えるクラブがほとんどの中、セレッソはまだ30年。まだまだこれから50年、100年という歴史を積み上げていく段階。50年、100年たった時、この30周年の1年がすごかったと言えるようにしていきたい。来シーズンは非常に重要な年だと思っている」とも。