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咲くやこの花館で「虫を食べる植物展」 アートな世界をテーマに

フォトスポットに置かれている「ハエトリグサ」の大型模型

フォトスポットに置かれている「ハエトリグサ」の大型模型

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 大阪・花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2)で7月11日、「虫を食べる植物展」が始まった。

額縁に入れられた「ウツボカズラ」の展示

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 毎年夏休み期間に開催する同展は、今回で30回の節目を迎える。例年よりも多い約100種の食虫植物を展示する。今回のテーマは「アートな世界」。絵画のように食虫植物を額縁に飾り、一つ一つを際立たせることで「それぞれの柄や個性的な部分をじっくり味わってもらうのが狙い」だという。

 同館には、冷房設備を備え高山の気温を再現した高山植物室があり、涼しい高山帯で生息する植物も展示する。高山帯でのウツボカズラや、「コブラ」のような見た目のコブラリリーなど、あまり見かけることのない食虫植物もそろえる。(植物の状態によって展示がない場合あり)

 「ゲッチョ先生」の愛称で親しまれる、沖縄大学教授の盛口満さんによるトークショーも開催。生き物に関する100冊以上の著書があり、「大人になっても『夏休みの自由研究』を続けている」という盛口さんが、標本やイラストを使って、生き物の面白さを伝える。他クイズラリー、夏のスペシャルガイドツアー、ワークショップなど、さまざまな企画も用意する。

 広報の石田真結子さんは「食虫植物は興味が持ちやすく面白い植物なので、展示を通してさまざまな植物に興味を持ってもらえる入口になればうれしい。知らなかった食虫植物も多いと思うので、自分だけのお気に入りを見つけてもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入館料は500円ほか。9月24日まで。「ゲッチョ先生スペシャルトークショー」は8月6日13時~。参加無料。

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