「さくらサーカス 大阪城夏の陣」が7月1日、大阪城公園(大阪市中央区大阪城3)の太陽の広場で始まった。
【動画】大阪城公園で「さくらサーカス」 イカリオスなど大技披露
さくらサーカスは小深田尚恵さん(39)が代表を務め、2020年に和歌山を拠点に旗揚げされた。小深田さんと団長のアラン・マルチネスさん(45)は夫婦で8男7女の子どもがおり、マルチネスさん一家やマルチネスさんの兄弟家族ら含め総勢45人の団員が在籍している。客席との距離が近いのが特徴で、迫力ある公演中の写真や動画の撮影も許可している。
一番の見どころは「マルチネスブラザーズ」が見せる「イカリオス」という足技。次男アラン・ダビットさん(22)の足の上で、4男のアラシさん(16)が30秒間で最大50回連続で宙返りを繰り返す大技で、「モンテカルロ国際サーカス・フェスティバル」で日本人初の金賞を受賞した。ギネス世界記録を保持している「綱渡り」「空中ブランコ」なども披露する。
会場近くにはアクティビティーエリアを設け、トランポリンやミニメリーゴーランドなど子どもも楽しむことができるようにする。団員が補助して大車輪体験(1回500円)もできる。フード&ドリンクエリアでは、キッチンカーが日替わりで計46店出店し、世界各国のグルメを販売する。
小深田さんは「サーカスの団体は昔に比べて激減し、今や日本には4団体しかないが、『伝統的な大家族のサーカス』を後世に伝えていきたい。海外では、アーティストやスタッフに対するリスペクトがすごいので、私たちも常に一流を目指し日本でも地位を築けるようなサーカス団になりたい」と意気込む。
木曜定休。当日券はA席3,700円(子ども/3歳~中学生は2,500円)ほか。9月3日まで。