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北海道の食材使うカフェ&バー 「大阪の街のくつろげる空間に」

「牛トロフレーク丼」(1,320円)ー北海道産山ワサビ・江別市「太田ファーム」の卵を混ぜたり、締めに塩昆布と大阪老舗のだしをかけてだし茶漬けとして楽しんだり、さまざまな味の変化が楽しめる

「牛トロフレーク丼」(1,320円)ー北海道産山ワサビ・江別市「太田ファーム」の卵を混ぜたり、締めに塩昆布と大阪老舗のだしをかけてだし茶漬けとして楽しんだり、さまざまな味の変化が楽しめる

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 北海道の食材を使うメニューを提供する「Cafe&BAR Sa Salu(サ サル)」が11月3日、「もりのみやキューズモールBASE」(大阪市中央区森ノ宮2)2階の私設図書館「まちライブラリー」内にオープンした。運営は、北海道札幌市内で植物や生き物の調査を行い飲食店運営も手がけるFRSコーポレーション。

「北海道産豚の角煮丼」(1,320円)

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 同社は、札幌市内で本のある空間で飲食を楽しめるカフェレストランも運営しており、今回は2店舗目。社長の徳島秀彦さんは「人が集まり、安らげる空間を探していた所、知り合いを通じて森ノ宮のまちライブラリーのことを知った。実際に訪れた所、多くの本に囲まれホッとできる場所に共感し出店をお願いした。」と話す。

 席数は88席。店内には小上がりで子どもたちが絵本などを読めるスペースもあり、定期的にイベントも行う。

 北海道の食材を使い、徳島さんらが考案したメニューを提供する。徳島さんのお薦めは「HOKKAIDO PREMIUM(ホッカイドウプレミアム) 牛トロフレーク丼」(1,320円)。「全国ご当地どんぶり選手権」で準グランプリを受賞した「十勝牛とろ丼」と同じ、牛トロフレークを使う。米は北海道産のななつぼし。江別市「太田ファーム」の生卵、牛トロの肉で作った醤(ひしお)、北海道産山ワサビなどを加えて、さまざまな味の変化が楽しめる。徳島さんは「締めには関西の老舗のだしをかけてだし茶漬けにして、北海道自慢のおいしさと関西のだし文化の融合を楽しんでほしい」と話す。

 ほかにも、北海道のソウルフードいももちを素材のみの色合いで仕上げた「十勝いももち」(187 円)や、北道産の野菜を使った「十勝コロッケ ゆり根とインカ」(297円)、「北海道産豚の角煮丼」(1,320円)、道産牛乳を使った「果肉たっぷりフルーツみるく」(495円)、道産のクラフトビール「ノースアイランドビール」(825円)や「厳選北海道チーズ(三種盛り)」(1,650円)なども用意。

 「サ サル」という店名は、「自分の意思ではないけれど気が付くとそうなってしまう」というニュアンスの北海道弁をヒントに「皆が集まる空間の中で、知らず知らずのうちに自分のやりたいことや夢がかなってしまう、あなたに刺さる空間であるようにという願いを込めた」と徳島さん。

 「出店に当たり大阪は安くておいしくないと駄目だと周囲に言われたが、現地を調査すると、本当においしくて体に良いものにはお金をかけていると感じた。メニューなどもより良くしていき、大阪の街に寄り添う、くつろげる場所を目指したい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。休業日はキューズモールに準じる。

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