京橋駅前のホープ外国語学院(大阪市都島区東野田町2)が、生徒のレベルや生活環境に合わせたオーダーメード型の日本語教室を開講した。
企業や団体から依頼を受け所属する外国人スタッフに日本語を教える事業を行ってきた同学院。新型コロナウイルスの影響で「大人数でのレッスンに不安」「母国に帰れず時間を有効活用したい」との声があり、個人・少人数向けのレッスンをスタートさせた。
コースは個人で学べるプライベートレッスンと少人数のグループレッスンを用意。中国語と英語が話せる日本人講師が授業を行い、ビジネス会話から日常会話まで幅広く対応する。日本の生活習慣やしきたりについても学ぶことができる。
通い始めて1年になる中国人の程炫皓(テイ・ゲンコウ)さん(39)は、2年前に来日し日本で貿易関係の会社を経営。「以前通っていた日本語教室は規模は大きかったが他国の生徒もいるので自由に質問ができないことがあった。ここは分からないことがあればすぐに質問できるので理解しやすいし楽しい」と笑顔で話す。
講師を務める長谷川則子さんは講師歴10年。「程さんは経営者。生活の中で直面するシーンを想像し、そこで大きな失敗をしないための内容にしている」と話す。この日は、仕事上のあいさつをテーマに1時間半のレッスンが行われた。
同学院の代表を務める張音(チョウ・オン)さんは「日本語が全くできない方も安心してレッスンが受けられる。当教室で学んで日本の生活を少しでも豊かにしてもらえれば」と呼び掛ける。
レッスンは水曜・木曜・土曜。他の曜日や時間の相談も受け付ける。プライベートレッスンは、1時間コース=4,000円(月4回)、1時間半コース=6,000円(同)。グループレッスンは新型コロナウイルスの感染防止のため現在最大4人まで。1回80分=1人2,000円。