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鶴見区の子どもホスピスが資金難に 「子どもたちのやりたいをかなえたい」と寄付募る

ホスピスの運営資金を募る「#今しかできない」プロジェクト

ホスピスの運営資金を募る「#今しかできない」プロジェクト

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 大阪市の花博記念公園鶴見緑地内にある「TSURUMIこどもホスピス」(大阪市鶴見区浜1、TEL 06-6991-9135)の活動資金が1,000万円不足する事態に陥っている。

木を基調としたハウスが6棟並ぶ

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 2016(平成28)年、小児がんや先天性疾患など、生命を脅かす病気の子どもたちの「やってみたい」をかなえるために設立された同施設。日本では初めての民間が運営する子どもホスピスで、企業や個人からの寄付金で運営されている。しかし、新型コロナウイルスの影響で広報活動やチャリティーイベントの多くが中止になり、本年度の活動資金が1,000万円不足しているという。

 資金を確保するため10月8日にクラウドファンディングを始め、活動資金を募っている。ゼネラルマネジャーの水谷綾さんは「困難な状況にある子どもたちの『やりたいこと』を実現するのが私たちの役目。しかし、今回は私たちの力だけでは難しくクラウドファンディングを通じて多くの支援をお願いできたら」と話す。

 施設内には、プレイルームをはじめリビングやキッチンなどの宿泊設備を備えるほか、ホスピススタッフ(看護や保育等の専門職)が常駐。子どもたちが病院での治療生活を一時離れ、思う存分遊んだり家族との時間を過ごしたりできるように整えている。利用料は無料。水谷さんは「日本にはこれまで、重い病気と闘う子どもたちが病院と自宅以外に過ごせる場所がなかった。病院ではなく、社会福祉でもない『地域で支える小児緩和ケア』の場所を普及させていくことがこれからの課題」と話す。

 クラウドファンディングでの目標金額は500万円。期間は11月15日まで。

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