鶴見区のカフェ「カフェ・ド・リアン」(大阪市鶴見区諸口4、TEL 06-6926-9346)で9月20日、大阪市内4店舗の人気カフェメニューが一皿で味わえるイベント「ハコラボランチ会」が開催された。
会場となったカフェの店主・波多野美羽さんの呼びかけで開催された同イベント。波多野さんのほか、カフェ「バイラ」(天王寺区餌差町8)、「サクエバ」(平野区喜連5)、座敷カフェ「とまりぎ」(阿倍野区阿倍野筋3)の合わせて4店舗の店主が集まり、自慢のメニューを一皿に盛り付け、イベント限定ランチプレート「ハコラボランチ」として提供した。波多野さんは「まだ訪れたことのないお店を知るきっかけになれば」と話す。
「ハコラボランチ」は、「からあげ&ポテト」(カフェ・ド・リアン)、「ハンバーガー」(バイラ)、「サーモンとアボカドのサラダ」(サクエバ)、「ご褒美シュークリーム」(とまりぎ)など4店舗の味がセットになって1,800円。近所に住む清水さん夫婦は「足を運んだことのない店の味が一度に楽しめてぜいたくぜいたくに感じた。今度個別に行ってみようと思う」。2歳の娘と訪れた松野さん一家は「とてもおいしかった。ボリュームもあって大満足」と話した。
今回参加した4店舗はカフェなどを経営する店主同士のグループ「ハコ会」のメンバー。今年4月の緊急事態宣言の最中に、波多野さんが知り合いに声をかけ活動が始まった。「コロナの影響で4月以降は売り上げが激減。お客さんがいなくなってしまい『取り残された』ように感じ、悩みを共有したり情報交換できる場が欲しかった」と話す。
オンラインで情報交換をしながら、飲食店として何ができるかアイデアを出し合い今回のイベントにつながった。「同業者はある意味『ライバル』でもあるので深い話はタブーだと思っていた。でもつながってみるとみんな同じ思いを持っていることを知り前向きになれた。コロナで大変な思いをしたが新たなつながりを持つことができたことはプラス。今後も継続していきたい」と意気込みを語る。
次回の「ハコラボランチ会」は11月23日に開催予定。