大阪ビジネスパークのコワーキングスペース「OBPアカデミア」(大阪市中央区城見2、TEL06-6360-9555)で9月9日、バイスタンダー(救命現場に居合わせた人)による人命救助の心得を学ぶ講座が開催される。
「救急の日」(9月9日)にちなんで開催される同講座。講師を務めるのは「水の事故から子どもを守ろうプロジェクト(AQUAkids safety project)」の代表・すがわらえみさん(38)。水泳歴30年以上の元インストラクターで、これまで10回以上救命現場に居合わせ応急手当を行った経験を持つバイスタンダーでもある。すがわらさんは「みなさんが救命現場に居合わせた時に迷わず意思決定ができるお手伝いがしたい」と、講座への参加を呼びかけている。
講座では、すがわらさんの体験談をはじめ、応急手当のデモンストレーション、情報交換の場であるSNS「バイスタンダーbot(ボット)」の紹介、一般市民が持っている救命現場での権利や応急手当だけではない救命現場での動き方の解説などを予定。すがわらさんは「年々、救命講習の受講者は増えているが、一般市民の手当実施率はほぼ変わっていない。手当のやり方だけではなく手当後のストレスのことや、そのストレスをフォローする体制についても伝え少しでも不安感をなくしたい」と語る。
講座は19時~21時。新型コロナ対策のため会場(OBPアカデミア)での受講は最大15名まで。その他オンラインでの受講も可能。受講料2500円。申し込みは「OBPアカデミア」。