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鶴見区のカフェでライフジャケット試着撮影会 「水難事故予防について考えるきっかけに」

子どもにライフジャケットを着せる主催者のすがわらさん

子どもにライフジャケットを着せる主催者のすがわらさん

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 鶴見区のカフェ「Cafe de Lien(カフェ・ド・リアン)」(大阪市鶴見区諸口4、TEL 06-6926-9346)で7月5日、水難事故予防イベント「アクアフェスタ」が開催された。

主催者のすがわらえみさんと協力者のカフェ店主・波多野美羽さん

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 子どもの水難事故予防について楽しみながら学ぶことを目的にしたイベント。「水辺」や「海」をテーマにした絵本の読み聞かせや童話「桃太郎」のストーリーを題材に水辺で遊ぶときの注意点をまとめたオリジナルの紙芝居を披露したほか、子ども用のライフジャケットの試着撮影会も行った。

 会場にはスーパーボールすくいも用意し、多くの親子連れでにぎわいを見せた。主催した「水の事故から子どもを守ろうプロジェクト(AQUAkids safety project)」の代表・すがわらえみさん(37)は「予想以上にたくさんの方に来ていただいて感激した。子どもたちがライフジャケットを着てニコニコ笑っている姿がとても印象的」と話す。

 夫と5歳の息子を連れて参加した寝屋川市在住の桑原美津江さんは「子ども用のライフジャケットを試着したのは初めて。販売店ではなくこういった場で気軽に体験でき子どもも喜んでいたのでよかった」。3歳の息子と1歳の娘を連れ参加した城東区在住の保育士・藤本愛美さんは「プロの方のお話を伺えてとてもためになった。保育園でも水遊びが始まったので今日伺った話を仕事でも生かしたい」と話す。

 すがわらさんは2児の母であり水泳歴30年以上の元インストラクター。「子どもの水難事故をゼロにしたい」との思いで1年前に同プロジェクトを立ち上げた。大阪市内を中心に講演活動を行いSNSでも情報を発信。クラウドファンディングで支援を募るほか、大手アウトドアメーカー「mont-bell(モンベル)」の担当者に活動内容を自ら話し協力を得るなど精力的に活動してきた。「一人で始めたがこの1年でたくさんの方に協力してもらえる活動になった。年内にはNPO法人化しさらに活動の場を広げていきたい。知っていたら防ぐことのできる水の事故はたくさんある」と意気込みを語る。

 現在「ライフジャケットTRY SPOT」として、すがわらさんの呼び掛けに賛同した親子カフェ「baila(バイラ)」(天王寺区餌差町8)、親子カフェ「Laugh Rough Laugh(ラフラフラフ)」(上本町9)、座敷カフェ「とまりぎ」(阿倍野区阿倍野筋3)、コミュニティーサロン「えがお」(東大阪市花園東町1)で子ども用ライフジャケットを常置。無料で試着できる。8月31日まで実施。

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