都島区片町のそば店「蕎麦(そば)とラー油で幸なった。」(大阪市都島区片町1、TEL 06-4792-8788)が監修する「ラー油肉そば(冷)」が7月から関西のローソン各店頭で販売されている。
「コロナ禍で皆が大変なこの時期に、『幸せ』をテーマにしたこのそばを多くの人に提供したい」と語るのはローソン近畿商品部の真野あかねさん。開発メンバーの一人が同店の肉そばを食べ「これは良い」と商品化を提案。関東でははやっている『ラー油そば』だが、関西ではまだなじみが薄いというのもポイントだという。税込みで498円。
2015年(平成27)片町、2017(平成29)年日本橋にオープンした同店。太くコシが強い麺と、ピリっとラー油を効いた出汁(だし)が特長。「幸せ」にこだわり、店内のBGMは全て「幸せ」という言葉が入り、客が帰る時には「お幸せに」と送り出す。店主・井口幸祐さん(36)にこの話しが入ったのは今年1月。「とても嬉しいお話しで始めは驚いた」という。そこから「商品化までは何度も打合せを重ねた。店で出すものと全て同じというわけにはいかないが、妥協せずに取り組んだ」と振り返る。
制作過程で井口さんはある提案をした。ローソンにある商品でお薦めのトッピングメニューを紹介するという企画。パッケージに記されたQRコードから紹介画面に入る、ローソン関西エリアでも初めての試みという。「商品を手に取ってもらった人に楽しんでもらえたら」と井口さん。
店頭に置かれるのは7月末までの予定だが、状況により延長することもある。