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京橋の仏料理店がテークアウト販売開始 「コロナ頑張ろう価格」で出来たてを

(左から)店主の上山謙一郎さん、シェフの上月康孝さん

(左から)店主の上山謙一郎さん、シェフの上月康孝さん

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 京橋のフランス料理店「ビストロ・ド・リマージュ」(大阪市都島区東野田町2、TEL 06-6352-8200)が4月14日、テークアウトの販売を始めた。

ランチのテークアウト

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 コロナの影響で客が去年の10分の1にまで落ち込んでいることから始めた。通常のランチは手作りケーキなどのデザート付きで1,100円だが、テークアウトに手作りデザートを付けるには保健所に新たな申請をしなければならなかった。「デザートも評判なので食べてほしいが、今は申請するお金も時間もない」と店主の上山謙一郎さん(52)。デザート無しで1,000円にするか900円にするか迷った結果、900円で販売することを決意。「コロナ頑張ろう価格。原価ギリギリだが少しでもPRになれば」と話す。

 2000 (平成12)年に創業した同店。「リーズナブルながら高クオリティーの料理」(上山さん)で、20年間客に支持され続けてきた。今回初めて試みるテークアウトの提供もクオリティーの維持に最もこだわる。「注文を受けてから作るので、出来たての味を堪能してもらえたら」と上山さん。「現在はアルバイトを雇う人件費が賄えないが、精鋭の料理人たちの奮闘でどうにか回している」とも。店内での提供も続けている。

 ディナーのテークアウトはランチと別のメニューを用意。仕入れによって内容は替わる。こちらも「コロナ頑張ろう価格」で2,000円。上山さんは「軌道に乗ったら日替わりにも挑戦したい」と意気込む。

 現在の営業時間は11時30分~20時。酒類の提供は19時まで。テークアウトは1時間ほど前までに要予約。

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