東大阪のレストランで観客参加型ミステリー劇-劇団P・T企画が公演

主役のポアロ(左)と共演者らの演技に観客が酔いしれた

主役のポアロ(左)と共演者らの演技に観客が酔いしれた

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 大阪府立青少年会館(大阪市中央区森ノ宮中央2)を稽古場としている劇団P・T企画は2月28日~3月3日、欧風料理「Chez Noix(シェノワ)」(東大阪市、TEL 06-6784-6575)でプロデュース公演「大西洋に消えた100万弗」を上演した。

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 同公演は,、劇団が得意とする「ミステリー名作選」シリーズの1つ。同公演は「問題編」の芝居を見ながら主人公のポアロと共に推理し、10分の「推理タイム」の後、「解決編」の芝居を見るという観客参加型のミステリー芝居。今回は初日の2週間前にチケットが完売、遠くは東京や三重からの来場者もあり、5日間の総来場者数は317人を数えた。

 神戸から来たという森川さんは「初めて参加した。芝居が始まるタイミングが少し分らなかったが、店の入口から雰囲気があって、スッと物語に入っていけた。狭いスペースをうまく使っている。考え方次第でいろいろできるのだといい勉強になった」と話した。

 正解者の1人の里井さんは「同劇団の芝居はもう10回以上見ている。いつも推理時間が短く、悔しい思いをすることも。こんなに近くで芝居を見ることができるのは感動。今日は正解するとは思っていなかったからうれしい」と正解者に与えられる劇団特製フィナンシェを手に喜びを見せた。

 公演を終え、制作担当の丹原さんは「今回のお客様の半数は、劇団ホームページや大阪ナイトカルチャー事業などから来ていただいた。会場であるChez Noixさんで知ったという方も1割いらっしゃった。今回は7歳から66歳まで来場者があり、正解率は2割弱で小学校の低学年の方も正解していた。お店の雰囲気や食事を含めたトータルで、お客様にはおおむね好評をいただいた」と話す。

 同劇団の次回公演は「ミステリー名作選Vol.22 有栖川 有栖シリーズIII」で、9月12日~16日、大阪木材会館(西区)で予定している。

劇団P・T企画劇団P・T企画、東大阪のレストランで観客参加型ミステリー劇上演へ(京橋経済新聞)劇団P・T企画、東大阪のレストランで観客参加型ミステリー劇上演(京橋経済新聞)

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