大阪・花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2 TEL06-6912-0055)で3月13日、「春のラン展」が始まった。
同展では、個人が大事に育てたランや、日本のわびさびを感じさせるというシュンランのコレクション、常設展のランを合わせて280種を展示する。同館の田中彩子さんは「個人の人が家で育てたランが本当に綺麗。丹精込めて育てるとこんなにきれいに育つ」と驚きの声を上げる。
愛好家のランは、テーマごとに2回に分けて展示される。現在開催中の「春の洋ラン展」は、洋ランの中で最も有名という「カトレア」や「デンドロビウム」など、原種から栽培品種を183品。24日から開催される「春蘭展」は、日本の山で生きる貴重な蘭を約150品。古くから親しまれてきた蘭で、透き通るような上品な花が咲く。どちらの展示会もランの育て方講習会や、展示解説、販売会なども行う。「販売会は普段より安く手に入るし、その場で育て方も聞ける」と田中さん。
同館内の熱帯雨林室には、「コブラオーキッド」というコブラの姿に見えるラン科の植物や、ランの花に囲まれているような写真が撮れるフォトスポットも。田中さんは「自分もうきうきするイベント。良い香りのするランもあるし、販売会や講習会も開いているので、この機会にランと親しくなってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。入館料は、高校生以上=500円、中学生以下・障がい者手帳のある人は無料。「春の洋ラン展」は18日まで。「春蘭展」は24日・25日。「蘭の育て方講習会」は14時~。「展示解説」は13時40分~、15時40分~。