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大阪・都島区の大型マンションで夏祭り 住民の努力で3年ぶり復活

3年ぶりに行われたベルパークシティの夏祭り。盆通りの音楽は15棟の大型マンションに反響し都島の夜空にこだました。

3年ぶりに行われたベルパークシティの夏祭り。盆通りの音楽は15棟の大型マンションに反響し都島の夜空にこだました。

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 大阪・都島区の大型マンション群「ベルパークシティ」(大阪市都島区友渕町1)で8月26日、3年ぶりに夏祭りが復活した。

実行委員と協力者たち

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 13時から始まった同祭り。約30の屋台が立ち並ぶ中、中央特設ステージでは子どもたちの遊戯、キッズダンス、地元友渕中学校吹奏楽部の演奏、PTAコーラス、盆踊りなどが展開された。実行委員会の宮本いつ代委員長(67)は「30代の若いメンバーたちの活躍なくしては実現できなかった」と振り返る。

 1983(昭和58)年に入居が始まった全15棟3600世帯から成る同マンション。当初から毎年8月の最終土曜に夏祭りを行ってきたが、2013年に京都・福知山で起きた露店爆発事故をきっかけに、2015年からは開催を見合わせてきた。

 「子どもたちに身近なお祭りを体験させたい」という思いで、山田淳さん(36)を中心とした30代の住民らが夏祭り復活に向けて声を上げた。企画から始まり、住民、学校、業者などとの話し合いに8カ月かけて奔走。メンバーの中村美記さん(37)は「来年以降も続けるために絶対に失敗できないという気持ちで頑張った」と話す。

 3年ぶりの夏祭りはこれまでにない人出でにぎわった。2人の子どもと参加した島田真弓さん(34)は「子どもの頃、この祭りで夏の終わりを迎えた感覚がよみがえってきた」、同じく住民の田中昭司さん(70)は「コミュニティーが実感できて素晴らしい。若い世代が祭りを復活させてくれたことが感無量」と話す。小学2年生の5人組は「こんな夜遅くまで皆で遊べてうれしい」「天神祭より楽しい」と息を弾ませた。

 地元・友渕小学校の子どもたちが校歌を歌うと大人たちも加わり大合唱に。世代を超えた歌声が取り囲む高層マンションに響き渡った。

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